《 1999年・前期 》
テキスト:伊藤公雄・橋本満編『はじめて出会う社会学』有斐閣アルマ、1700円、1998年
第2回 セックスとジェンダー
1.社会学の基礎用語
【婚姻・結婚 marriage】
社会的に承認された性的結合・公に披露することをもって始まる・持続的であるという観念を持つ・結婚契約に基づく、という4つの属性を持つことが一般的
←近代以降では「愛情」が重要視
《 婚姻をめぐる社会的規則 》
@形態:単婚(monogamy、一夫一妻婚)・複婚(polygamy、一夫多妻婚および一妻多夫婚)
A通婚圏:同類婚(homogamy)・異類婚(heterogamy)、内婚原理・外婚原理
B居住:夫方居住・妻方居住・新居住
C誰が見つけるか:調整婚・恋愛婚
2.男らしさ?女らしさ?
女性に対する差別の実体験、賃金格差など
「らしく」するとは?
3.ジェンダーとは何か?
(1)性(Sex,セックス)と性差(Gender,ジェンダー)
性(セックス):生物学的な基準に基づく男女の区別
性差(ジェンダー):文化的社会的に形成される男女の区別
(2)文化的な差異
M・ミード『サモアの思春期』(1928):思春期の欧米とサモアとの差異
男らしさ・女らしさは文化によって後天的に生み出されたもの
(3)歴史的な差異−主婦の誕生
産業革命以降、男は外・女は内となった
(4)4つのポイント
*性別認知 *性愛役割
*性役割=女らしさ(femininity)・男らしさ(masculinity)、
*性分業=性別を用いた経済上・生活上の分業
4.性差の何が問題なのか?
【具体例1:就職】
企業案内・企業業説明会・DM。男女雇用機会均等法(1986)→新雇均法(1999)
【具体例2:学校】
名簿の順番・委員長・家庭科
【具体例3:美人論・ミスコンなど】
容姿の問題を隠蔽するメカニズム:求人広告の「容姿端麗」→看板娘の仕事は外注
「自分のために美しくなる」という理屈←美容産業のコントロール下?
美容産業やファッション産業のターゲットとして男という市場
5.どうすればいいのか?
男性の観点が中心となっていることの問い直し
【参考文献】
井上章一『新装版美人論』リブロポート、1996年、1300円
宗方比左子他編著『女性が学ぶ社会心理学』福村出帆、1996年
瀬地山角「主婦する・しないの選択」苅谷編著『比較社会・入門』有斐閣選書、1500円
第3回 フェミニズムと男性学
1.フェミニズム
フェミニズム,feminism =男女平等や女性の地位向上を目指す理論や運動。基本的には 男性中心主義からの脱却を目指す。男女が平等になり、特に女性として生まれたこ とにより、社会的差別を被らないことを目指した思想。
時期 第一期:19世紀末から20世紀初頭の婦人参政権運動
第二期:1960年代後半から70年代に盛んになった女性解放運動
立場 リベラル、ラディカル、マルクス主義
2.男性学のすすめ
伊藤公雄が提唱
著作の内容 「1.現代男性論 2.男らしさ 3.男性学の現在 4.ジェンダー論 5.女性学 6.体験的主夫体験論 7.現代父親論 8.メンズ・ムーヴメント」
3.再びジェンダーを考える
(1)性の多様性
生物学的性別・性的自認・性的志向 という3つから考える視点
(2)ドーピングから考える男女
競技スポーツの世界での男女分け
(3)少女小説の解読
(4)同性愛
4.別姓問題
(1)結婚の法律
夫婦同氏・親子同氏制度。法律婚主義→殆どが男性側の姓の新戸籍
「結婚すれば女性は男性の姓を名乗る」のは歴史的には新しいこと
←670年の庚午年籍には妻が別姓、明治民法以前は別姓。
(2)問題の焦点
同姓反対・賛成
(3)諸外国との比較
韓国・中国は別姓
仏英米豪西は習慣として妻が夫の姓を名乗ることが多いが別姓も選べる
東欧諸国でも同姓・別姓の選択制
(4)別姓に関する各種調査
5.少子化を考える
「1.57ショック」は本当にショックか?
戦後の出生率変化:@45-60年(避妊と中絶による少子化)→A60-75年(夫婦と子供二人モデルの安定期)→B75-現在(晩婚化による少子化)
「集団中心から個人中心へ」「子産み規範の緩み」「産育コストの増大」が問題
参照文献
福島瑞穂『結婚と家族』岩波新書207、1992年
舩橋惠子『赤ちゃんを産むということ』日本放送出版協会、1994年、806円
大越愛子『フェミニズム入門』1996年、660円
第4回 エスニシティと人種
1.地域・民族によるさまざまな違い
例1 ルイス・フロイスの事例 食べ物・男女
2 しぐさ ジャパニーズスマイル、視線を避ける文化・合わす文化
3 食べ物 イスラム教徒は豚を食べない。日本では、猫は食べない蛸は食べる
欧州では、旧約聖書に鱗のない魚は食べてならない=蛸は悪魔の魚
4 虹・雨・雪
5 自然 ケニアやアイヌには「自然」という語はない
[RP]
○ 明るい、フレンドリー...
× 謙虚さがない、仕事をしない...
2.社会学の基礎用語
【人種】生物学的特徴による区分 ←→ 【民族】文化的社会的特徴による区分
《 民族紛争 》
コソボ、北アイルランド、チベット、キプロス、カシミールなど
【国民国家 nation=state】民族自決権に基づき一国家一民族の理念のもと、同質的な一 民族による国家主権を所持する国家形態。
3.差別の起こり方
差別(social discrimination)はなぜおきるのか
(1)分類から差別へ
「反芻する」&「ひづめが分かれている」動物は食べてよい。
それ以外は野生動物で殺してよい
→いずれか(豚・ラクダ)はどうする?
(2)排除のしくみ
正常と異常の区別の背後に分類の観念→境界線への恐れ
例)コウモリ、同性愛者
(3)ユダヤ人
4.水俣病が教えてくれること
(1)歴史的推移
昭和31年5月奇病患者が報告→32年1月熊本大は原因はチッソの工場排水の疑い
→東大は「有毒アミン説・腐敗アミン説」→零細漁民・不逞の輩・流行病とのレッテル
→43年9月政府見解で「メチル水銀化合物」となるまで垂れ流し
(2)考察
同情と差別は表裏の関係。レッテル貼り
参考文献
古屋野正伍・山手茂『国際比較社会学』学陽書房、2800円、1995年
竹沢尚一朗「正常と異常」友枝他『前掲書』
石牟礼道子『苦海浄土-わが水俣病』講談社文庫、1972年
関根政美「国際化と人種・民族・エスニシティ」有末賢他『社会学入門』弘文堂、1996年
第5回 在日外国人
1.社会学の基礎用語
【同調 conformity】
【準拠集団 reference group】
個人が比較・同調する拠り所。有意義な他者(集団・階層・世代・特定の個人)
←準拠枠(frame of reference):同じ準拠集団において共有
【民族集団】国家社会の下位単位。自他を区別する客観的・主観的属性を持つ。
【エスニシティ】民族集団が持つ共通の性格や特性、アイデンティティのありよう
【少数民族】肉体的・文化的差異、あるいは歴史的・政治的経緯のために、ある社会で差別的な待遇を受けている一群の人々
2.在日韓国・朝鮮人(以下在日韓国人とする)
(1)歴史的背景
1876 江華島条約:日朝の不平等条約。
1910 韓国併合(8月29日、条約4号)
以降、土地の簒奪・農村社会の困窮化、強制連行、
創始改名・神社参拝・日本語常用などの「皇民化政策」
1945 日本の敗戦(→1952年 サンフランシスコ講話条約発効)
1948 南北それぞれが独立宣言
1950 朝鮮戦争(〜53)
1965 日韓請求権及び経済協力協定
1985 国籍法・戸籍法改正= 父血統主義から父母血統主義へ移行
1991 日本国籍を離脱した者らの出入国管理に関する特例法(法律71号)
45年9月2日以前に在留していた韓国・朝鮮、台湾人及びその子孫に特別永住許可
1992 外国人登録法改正(法律66号)
永住者に対する指紋押捺制度廃止。代わりの登録証の常時携帯、提示の義務は残る
(2)その他の状況
(3)福岡の調査
(4)『コリアン世界の旅』
(5)現在の問題点
3.まとめ
エスニック・マイノリティの文化・言語維持発展の承認と援助
エスニック・マイノリティの社会参加・政治参加の達成
主流社会の人々の異文化・異言語への寛容性を高める
などが具体的目標
国際化=異民族との交流と相互理解の深化→国内の異民族へも同様に
←多角的な視点、複眼的思考が要求される
参照文献
福岡安則『現代若者の差別する可能性』明石書店、1992年
福岡安則『在日韓国・朝鮮人』中公新書1164、1993年、699円
福岡安則・辻山ゆき子『同化と異化のはざまで』新幹社、1991年、1800円
姜在彦『日本による朝鮮支配の40年』朝日文庫、1992年、534円
姜信子『ごく普通の在日韓国人』朝日文庫、1990年、437円
高史明『生きることの意味』筑摩書房、1974年(→ちくま文庫)
野村進『コリアン世界の旅』講談社、1996年、1748円(→1998年講談社文庫
第6回 宗教と科学
1.宗教と科学は対立するか?−社会学で扱う宗教
宗教←→科学
宗教は胡散臭いか?
宗教 ≠ 倫理 ≠ 哲学
社会学での宗教:「社会現象としての宗教」
≠神学 ≠宗教学
[宗教 (Religion) の定義]
@超自然的(super natural)な存在
A究極的な関心(ultimate concern)にかかわる
2.社会学の基礎用語
【世俗化 secularization】
宗教などの超越的な価値や権威が、他の観念にとって替わられること。
「見える」宗教/「見えない宗教(invisible
religion)」
*宗教は、社会・家族よりも個人へ帰属する
【チャーチ・セクト・カルト】
church 教会ある国や社会に優先的に広く受容され、定着している伝統的な既成宗教
sect 信仰に目覚めた個人だけの自発的結社
cult 神秘的儀礼集団。閉鎖的・排他的特徴のため、支配的社会と緊張関係にある
3.ウェーバーと<プロ倫>
(1)M.ウェーバー
独の社会・経済・歴史学者。主著『支配の諸類型』『宗教社会学論選』など多数
(2)『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(1904-05)
カトリシズム:秘蹟(サクラメント)の厳守が救済確信の手段
プロテスタンティズム:予定説→救済確信の手段は職業における絶え間ない労働・富の 蓄積→営利的な資本主義の精神と、神に仕える「プロテスタントの倫理」という二 つの社会的項目の間に親和的連関があることを論証。
4.デュルケムと<自殺論>
(1)E.デュルケム
『社会学的方法の規準』(1895):社会的事実を物のように考察しなければならない
『社会的分業論』(1893):「機械的連帯」から分業による関係「有機的連帯」へ
(2)『自殺論』(1897) 「集団凝集性」に注目
@自己本位的自殺
A集団本位的自殺
Bアノミー的自殺
C宿命的自殺
5.まとめ
ウェーバー VS デュルケム = 方法論的個人主義
VS 方法論的社会主義
【参照文献】井上順孝編『現代日本の宗教社会学』世界思想社、1994年、1893円
第7回 新宗教と新新宗教
1.宗教を信じるとはどういうことか?
入信動機について:テキスト9章
貧病争→???
2.社会学の基礎用語
【剥奪理論】
個人あるいは集団が、他の個人や集団あるいは自分の要求する水準と比較して、不利な境遇にある、損なわれていると感じることを剥奪といい、その剥奪感が人々を宗教へ向かわせるということ
*貧=貧困(経済)、病=病気(肉体・精神)、争=家族の争い(社会関係)
3.日本の伝統宗教の基礎知識
(1)明治以前の宗教史
シンクレティズム(重層信仰)
仏教 奈良仏教→平安時代:最澄の天台宗、空海の真言宗
鎌倉新仏教:法然の浄土宗、親鸞の浄土真宗、時宗・臨済宗・曹洞宗、日蓮宗
江戸時代:檀家制度の確立
神道 本地垂迹(ホンチスイジャク)説、一村一社の氏子制度
(2)明治以降の仏教と神道
非宗教/国家神道
宗教/教派神道・仏教・キリスト教
非宗教/新宗教・民俗宗教
4.新宗教
諸説あるが、幕末維新期頃発生した宗教という説を採用
天理教系・大本系・霊友会系・その他
5.新新宗教
1970年代以降ににわかに台頭してきた新しい新宗教←従来の新宗教と区分
(1)アラカルト的に
新新宗教の第一派:真如苑・阿含宗・真光系教団・GLA系教団
第二派:幸福の科学・法の華三法行など
(2)キリスト教系
統一協(教)会・エホバの証人・モルモン教
(3)オウム真理教
参考文献
大村英昭・西山茂編『現代人の宗教』有斐閣、1988年、1600円
井上順孝『新宗教の解読』筑摩文庫、1993年、1000円
島田裕巳『神サマのつごう』法蔵館、1992年、1359円
島薗進『オウム真理教の軌跡』岩波ブックレット379、1995年、388円
島薗進『現代宗教の可能性-オウム真理教と暴力』岩波書店、1997年、1500円
第8回 神秘体験
1.教団嫌いの神秘好き?
(1)さまざまな統計から
日本人は無宗教?
←「日本人の国民性」調査(1988):信仰を持っている(31%)宗教心は大切(72%)
*「教団嫌いの神秘好き」(西山)、「たしなむ宗教」(大村)
(2)神秘体験について
よろこびとおそれ、宗教の範囲外
→その体験が真正かどうか、が問題なのではない
現代社会で「非合理的なもの」への関心が高まっているのは何故か?
2.「洗脳」とは何か?
「破壊カルト」による問題
(1)洗脳・マインドコントロール
他者の心理操作による人格変容または思想改造
解凍→変革→再凍結、よりソフトに
(2)西田の研究
脱会:@自力発見、A幻滅、B追放、C逃亡、D外部介入、E強制離散
3.「癒し」ブーム?
癒し:ヒーリングやリラクゼーション、気功等 水晶・香・オイル=ヒーリンググッズ
クジラやイルカなどの海洋生物の置物や鳴き声の入ったCD・写真集
4.<自分探し>への旅−自己啓発セミナーに関する二つの報告
「本当の自分」「エネルギー」「親密な友人」←親密さへの欲求
内面に眠っている「本当の自分らしさ」を生活に実現することの欲求
セミナーとは? → バブルの産物? 物資が満たされた後の「変身願望」?
生きている間に自分の願望をどれだけ達成できるか?
【参考文献】二澤雅喜・島田裕巳『洗脳体験(増補版)』宝島社文庫、1998年、582円
芳賀学・弓山達也『祈るふれあう感じる』IPC、1994年、1000円
石川准『アイデンティティゲーム』新曜社、1992年
西田公昭『[信じるこころ]の科学』サイエンス社、1998年、1480円
島田裕巳『神サマのつごう』法蔵館、1992年、1359円
第9回 身体と社会
1.社会学の基礎用語
【シャマニズム shamanism】
アニミズム(animism=霊的存在への信念)を基盤として成立。シャマン(shaman)を中心として観念と儀礼・慣行の体系。
シャマン=トランスと呼ばれる忘我の心理状態において、超自然的存在と直接交流し、 その過程で託宣・治病行為などを行う人物。イタコ、ユタなど
トランス:憑霊(超自然的存在に乗り移られ、それ自身として行動する)
脱魂(魂が肉体を離脱し守護霊と一緒に天界や地下界へ行く)
*新宗教教団では、女性がシャマン的役割を男性が組織者的役割を果たす
立正佼成会の長沼妙佼と庭野日敬、大本の出口ナオと出口王仁三郎、
霊友会の小谷喜美と久保角太郎、真如苑の伊藤友司と伊藤真乗など
【ハビトゥス】
ある個人が獲得し所有しているもろもろの特性・資質・傾向の総体。それぞれに社会化のプロセスにおいて身についた、ものの見方、考え方、感じ方、振る舞い方などである。
【プラティーク】
具体的な日常的状況のなかで、実際になされる慣習化された判断や行為のこと。仏ではくしゃみをするときに労働者階級と中産階級では手のあて方が違うという。
2.身体とは何か?
(1)歴史的構成物
日本人の行進
(2)ジェスチャー
頭を横に振る意味:日本は否定・拒否、ブルガリア・ユーゴなどは、肯定・受容
(3)象徴身体論
無生物に関する表現の大部分は人間の身体やその各部、人間的感覚や情念から転用
例) 頭、口、歯
3.脳死を考える
(1)脳死の状況
海外・日本
(2)死生学とインフォームドコンセント
参照文献
アルフォンス・デーケン『死とどう向き合うか』NHK出版、1100円
岩田隆信『医者が末期がんになってわかったこと』中経出版、1998年、1500円
岩田隆信・規子『続・医者が末期がんになってわかったこと』中経出版、1998年、1500円
日野原重明『現代医学と宗教』(叢書現代の宗教9)岩波書店、1997年、1500円
森岡正博『脳死の人−生命学の視点から』福武文庫、630円
額田勲『終末期医療はいま−豊かな社会の生と死』ちくま新書、680円
立花隆『脳死臨調批判』中公文庫、680円
柳田邦男『「死の医学」への序章』新潮文庫、480円
柳田邦男『「犠牲」への手紙』文芸春秋、1998年、1429円
柳田邦男『「死の医学」への日記』新潮文庫、1999年、629円
第10回 スポーツ
1.社会学の基礎用語
【第一次集団 primary group と 第二次集団
secondary group】
前者は家族、子供の遊び仲間、近隣など、面接的な結合と共同が特徴。あらゆる人間性 をこの集団において身につけ、成長する。
後者は、特殊利害関係集団とも呼ばれ、集団成員たちの接触は間接的で、非人格的結合。 国家や政党など。近代人は成長するとこの第二次集団のなかでの生活が増大する。
【アソシエーションasociation と コミュニティcommunity】
アソシエーションは目的・関心を共通にする人々が、その目的・関心追求のために、相 寄って人為的に形成する集団。会社やクラブなど。
コミュニティは、共同生活のある区域を意味し、一定の地域を占有し、内部で一切の人 間生活が営まれる。家族や村落など。
2.スポーツを社会学すると・・・
・体育会とサークル(同好会)の差
→体育会の「上下関係重視の姿勢や、所属集団への強い帰属意識」
が終身雇用制中心の日本企業にマッチ
=「よく考えずに生返事する」
・「スポーツ」の条件
@運動の激しさ、Aルールと審判、B活動の組織化
C専門用具の発達、D指導の専門化・組織化
3.スポーツの階級性
(1)身分制度とスポーツ
英出自と米出自
(2)「する」スポーツ、「見る」スポーツ
ラジオ・テレビの導入
(3)生涯スポーツ
・日本のスポーツ人口は「国民の7割」(1991年、文部省)は本当か?
・スポレク祭(文部省)とねんりんピック(厚生省)
←トップの競技選手以外によるイベント
3.スポーツの政治性
【問】スポーツ文化のなかで「政治性」を感じさせる部分
(1)近代オリンピック(アテネ大会 1896〜)−アマチュアとプロ
・クーベルタンの主張=スポーツマンシップ
@スポーツ自体への信仰、Aより高い目標に挑む高貴さと、競争相手に対する相互扶 助の精神、B身体の訓練と精神的発達により育まれる、肉体と精神の調和、C4年に 1度行うことによる非日常的空間の創出
・1982年に、アマチュアリズムの看板をおろす
(2)人種・性別
(3)コーチ学
参照文献
稲垣正浩『スポーツを読む』三省堂選書177、1993年
亀山佳明『スポーツの社会学』世界思想社、1990年、1680円
中野秀一郎『ソシオロジー事始め』(新版)有斐閣ブックス、1996年、1854円
山口泰雄『生涯スポーツとイベントの社会学』創文企画、1996年
第11回 ファッションとVR
1.文化とファッション
(1)外見は何をあらわすのか
広告の変化:商品そのもの→消費者の自己像→潜在意識へ訴える
(2)デパートの時代
新しさ→買いたくなくても買う→持って帰りたくなくても持って帰る=万引きへ
2.ヴァーチャルリアリティ
(1)VRの基本的な話
@VRとは何か
電子的な技術を用いて「現実には存在しないが実際上存在しているように効果を及 ぼす」出来事や存在のこと → 体験シュミレーションばかりではない
AさまざまなVR
MUD(マルチユーザーダンジョン)、他
(2)受容する社会
1881年のパリ国際電気博覧会
国立小児病院でのヴァーチャル治療
(3)さまざまな研究
マイロン=クルーガー、トム・ファーネス
3.メディア時代の文化社会学
(1)ラジオの時代
ラジオの生産台数・・・1922年は10万台→1942年は405万台
最初は送受信用→受信専用機器の大量生産
(2)メディアの発達
口承的(oral)→筆記的(chirographic)→活字的(typographic)→電子的(electronic)
(3)マルチメディア時代のプライバシー
【参照文献】
マイケル・ハイム『仮想現実のメタフィジックス』岩波書店、1995年、2136円
吉見俊哉『メディア時代の文化社会学』新曜社、1994年。
第12回 メディアと音楽
1.音楽の歴史−現代
(1)送られてくる音楽:ロックの登場
(2)参加する音楽:バンド
(3)仲間の音楽:カラオケ
2.音楽を社会学すると・・・
[アイドルの社会学]
@アイドルはなぜ歌うのか
A歌手がなぜアイドルになったのか
※皇室との奇妙な関連・・・
【参照文献】
小川博司「アイドル歌手ブームとはなんだったのか」『別冊宝島・社会学入門』1993年